ランニング用の厚底シューズって、義足の競技用のカーボンブレードの優位性をヒントに考えられたもの、らしい。
足で走るよりカーボンブレードのバネを使った方が速いんだもの、とね。
んで、厚底シューズで大事なこととして足首を固定して靴底を踏みつけて反力を溜めて解放、させることが必要になる。
トランポリンでも足首や膝を屈伸して跳ぼうとしても無理なように、固めた体が重要で最大の力を受けられる。
で、スケートするにはもう少し想像しやすいものとしてドクター中松のこれ
まあ、若いやつにはわからんがw
ブーツの下にバネがくっついてて、跳んで踏みつけて反力を溜めて解放して跳ぶ。
当然、踏みつける瞬間から反力を解放するまで足首、膝は屈伸させない、全身の重さをブーツ下のバネに溜めさせて、ロスなく反発を受け取りたいわけだ。
これの縮小版が厚底シューズよな。
で、スケート。
プッシュする瞬間って、これじゃね?ってね。
今までプッシュする瞬間に地面を蹴る、ような例えを使ってたんだけど、つま先や足首、さらに膝を伸ばす、でやろうとしちゃう人が多い、距離が変わるものを動かすから周りの人には上半身が上がるように見える。
地面を蹴るのではなく、ブーツと地面との間にあるバネを押し潰して、反発力を溜める、一瞬ずれて反発力を解放する。
押し潰すにはブーツと地面がずれてはできないので正確にずれない(乗ってる)位置。
この潰す動作が地面を蹴るような感覚にも捉えられちゃうのだろうなあ。
そして押し潰して解放して反力が体全体を動かすまでは足首や膝は曲げない稼働させない、全部の力を逃がさず受け止めるために全力で保持する。
これで体が動けば、ずれないようにして残っているウィールを転がせられる形で引き付けてさらにもう少し押し込んでやれば80cm進む。
バックするにもバネをつぶして後ろに跳ねるようにしてから残ったウィールを転がして引き付ける感じか。
自分の感覚的には骨盤が股関節の後ろに乗ってる方が骨盤を前に動かすのと連動して前に蹴りだしやすいし、骨盤が股関節の前に乗ってる方が骨盤を後ろに動かすのと連動して後ろに蹴りだしやすいかな、この辺りはまだ実験中。
ちなみに潰れるバネになってるのは、ウィールだったりブーツのソールだったり、フレームだったり、地面だったり、体育館の床だったり、インソールだったり、かなあ。
体育館で新品サイズのウィールに慣れてる人は、変形量の少ないアスファルトで小さいウィールだと必要な反発が得られずに苦しいだろうな、逆にそれに悪条件に慣れてるとより強い反発を溜められる練習をしちゃってるんだろうな。
逆に柔らかすぎると反発力が発生しないよう吸収されてしまうとどーしようもなくなってしまう。